契約体重60キロの6回戦で、19年度の全日本フェザー級新人王で日本同級12位の前田稔輝(じんき、24=グリーンツダ)が、東祐也(北海道畠山)に判定勝ちし、無傷の8連勝(3KO)を飾った。

ただ、倒しきれなかった試合内容には反省しきり。「前回がふがいない試合だった。今回は倒して勝ちたかったが、東選手のラフファイトに対応できなかった。新たな壁にぶち当たっている。また出直してきます」と苦い表情で語った。

大商大2年時に日本拳法で日本一となった逸材。しかし、4月の前戦も「人生初」のダウンを食らい、辛くも判定勝ちとすっきりした試合への脱却を狙ったが果たせず。「今のレベルじゃ上にいけない。基礎からやっていく」と危機感を口にした。