7年ぶりとなる新日本プロレスメットライフドーム大会が4、5日に行われる。
5日に2度目の防衛戦を行うIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟(38)は、7月25日東京ドーム大会での初防衛後に挑戦者EVILに襲撃された悔しさを晴らすべく闘志をみなぎらせる。8月の新型コロナウイルス感染からの復帰戦となる試合で、元気はつらつおじさんが万全の状態でリングに帰ってくる。
「ドームの借りはドームで返す」。鷹木はEVILとの決戦に向け、力強く語った。7月の初防衛戦で勝利後に場内が暗転し、襲撃された。「恥をかかされた」。怒りがこみ上げる中、8月に新型コロナウイルスに感染し、足踏みした。幸い軽症で「通常通りには戻った」と順調に回復。それまで休むことなく出場し続けていただけに「悪くなった所も治っていい休養になった」とプラスに捉えた。
18年10月に「1番元気な時に思うようなプロレスができていなかった。このまま終わったら死んでも死にきれない。人生大きく変えるのはラストチャンス」と、35歳で新日本移籍を決めた。「入団時からトップに立つことを意識していた」。今年6月、オカダを破ってIWGP世界ヘビー級王者に輝いた。7月初防衛戦では棚橋にも勝利。それでも「ベルトの価値を上げる。まだ夢や野心はある」と現状に満足していない。
リング上では声を張り上げ、真っ向からぶつかる。30分超えの激闘は当たり前。原点はアニマル浜口道場での師匠の言葉。「若手は技やスタミナどうこうよりも明るく陽気にいけ」。最近では「元気はつらつおじさん」という飯伏の言葉に乗っかり「浜口さんと気合の入れ方とか、観客のあおり方とか似ているかな」と教え通りのパフォーマンスを見せる。「復帰戦でタイトルマッチなんて前代未聞。負けたら後遺症だとか言われる。是が非でも勝つ」。自身初のメットライフドームで、コロナに打ち勝つ姿を見せる。【松熊洋介】

