元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(25=大橋)が2戦連続初回TKO勝ちでボクシング転向2戦目を飾り、来春にボクシング転向予定のキックボクシングの「神童」那須川天心(23=TARGET/Cygames)との対決を希望した。

プロ戦績5勝(5KO)の竹田梓(24=高崎)との54・5キロ契約6回戦に臨み、1回2分57秒、TKO勝利を挙げた。右フック、左ボディーストレートからの強烈な右フックをねじ込み、ダウンを奪った。「しっかりガツンと当たったかな」と振り返る一撃で3月のデビュー戦に続き、1回で相手をキャンバスに沈め、ボクシング転向後初のメインイベントを締めくくった。

B級(6回戦)で2勝し、これで晴れて8回戦以上を戦うことが可能なA級ボクサーに昇格する。「まだボクシング2戦目。次は8回戦になるので、強い選手に勝たないといけない。K-1王者でしたが、王座ベルトを置いてボクシングの挑戦にきました。背負っているものが大きいので、覚悟を持って強い選手とどんどん戦って、勝っていきたい。僕が負けるとK-1王者は強くないと思われる」。ガウンの背中にもK-1のロゴを刺しゅうし、元K-1王者の誇りをボクシングでみせる覚悟を示した。

報道陣の質問で、来年ボクシング転向予定の那須川との対戦を希望するかを問われた時だった。会見に同席した大橋秀行会長(56)から「(那須川と)やりたいの?」と確認された武居は「見たい人もいると思うで、やりたいです」とキッパリ。「先に(ボクシングに)きたので、上で待っていたいですね」と王者として待ち構えるイメージを膨らませた。

武居について、大橋会長は「(日本、東洋太平洋王座などは)もう全然できる、高いレベルにいる。あとはキックボクシングの癖を消していけば、来年ぐらいには」と来年中のタイトル挑戦への青写真を描いた。また武居を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(38)は「持っているポテンシャルは高いものがある。大きな舞台で強さを発揮するので、それを見たいですね」と期待を寄せていた。【藤中栄二】