宮原健斗(32)が試合後に突然、3冠ヘビー級王座挑戦を表明した。タッグマッチに勝利し、マイクを手にした宮原は「次のターゲットは3冠チャンピオンだ」と叫んだ。21日に現王者リーと諏訪魔のタイトルマッチが行われるが、その後の挑戦者に立候補。ただし、現在無冠を自ら配慮し、21日に同じくベルトを狙うゼウスとの「挑戦者決定マッチ」を会社に要求した。

7日後楽園大会で、青柳優馬と持っていた世界タッグのベルトを諏訪魔、芦野組に奪われた。その結果、12日の地元福岡大会は無冠で迎えるという屈辱を味わった。「実績は何もない中、常識では考えられない」と立場はわきまえている…かと思いきや「1つだけある。実績は俺が宮原健斗だということだ」と豪語。試合では本田からしっかりと3カウントを奪った上で、リング上にゼウスを呼び出し「お前とは熱い戦いができそうだ。みなさん、いかがですか」とファンの同意を誘った。

昨年3月に10回防衛中だったベルトを諏訪魔に奪われてから、頂点に立つことができていない。今年6月の3WAYマッチでもリーに奪われた。「3冠ベルトは今の俺が1番欲しいもの。(ゼウスとの)カードを組んでくれ」と訴えた。宮原に無冠は似合わない。最高峰のベルト獲得に向け、動きだした。