19日に行われるRIZIN30大会(さいたまスーパーアリーナ)で、バンタム級トーナメント2回戦に出場する朝倉海(27=トライフォース赤坂)が「通過点」の試合であることを強調した。勝てば大みそかでの準決勝、決勝が控える。17日、オンライン取材に応じた朝倉は、準決勝の抽選か、指名かの対戦相手決定について「どっちでもいい。誰とやりたいとか、やりたくないとかはない。お客さんの求めるカードで」と自信を見せた。

いずれは世界で戦うことを視野に入れる朝倉。優勝して、昨年大みそかの大会で敗れた堀口にリベンジし、自らの目標に向かいたいと考える。その堀口はベラトールへの参戦が決定。「そうなるのかと思っていたので驚きはない。(バンタム級トーナメントで)優勝したら戦うこともあるのかな」と再戦を見据えた。

対戦するボンサイ柔術のヤマニハについては「打撃も寝技もオールラウンダーな印象だが、準備も対策もできているし、やることは変わらない。圧倒して勝つだけ」とキッパリ。寝技や柔術の練習を増やしたが、特に意識はしていないという。

メインで戦うのは慣れているため、プレッシャーはないが責任は感じている。「RIZINでしかできないような、こういうのがRIZINだよなっていう激しい試合、凶暴な試合ができたら」と語った。