バンタム級実力者の扇久保博正(34=パラエストラ松戸)が、大塚隆史(35=T GRIP TOKYO)とのベテラン対決を判定3-0で制し、同級トーナメント準決勝に駒を進めた。

1回からスタンディングで試合が進む。同回には大塚の右フックが扇久保のあごを捉え、ダメージを負わせる場面があったが、1~3回まで扇久保がパンチとキックのコンビネーションで的確に攻め立てた。カーフキックを有効に使い、相手の動きを封じたのが大きかった。扇久保は「トーナメントは絶対に僕が優勝するんで、僕に全ベットしてください。ありがとうございました」とリング上であいさつ。大塚は3回にテークダウンを決めたが、攻めきれなかった。