ザック・セイバーJr.(34)がIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)との前哨戦で存在感を示した。セイバーJr.所属の鈴木軍と、鷹木所属のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの4対4イリミネーションマッチに登場し、最後の1人に勝ち残り、鈴木軍の勝利を引き寄せた。

中盤、場外にいたセイバーJr.は鷹木から「ザック、カモン」と呼びつけられ一騎打ちに。胸を突き合わせ、エルボー合戦。DDTを食らうも、エプロンで絞め上げ、そのまま場外に突き落とした。最後まで生き残り、鷹木のベルトを指さすと「そのベルトは俺のものになるから、今のうちに楽しんでおけよ」と王者に向かって吐き捨てるように言った。

G1クライマックスでは快進撃を見せた。鷹木をはじめ、内藤、飯伏らから次々とギブアップを奪った。最終戦で敗れ、惜しくも優勝決定戦進出を逃したが、11月6日大阪大会での挑戦が決まった。「G1ではギブアップですんだが、今度は病院送りにしてやる」と豪語。現在はタイチとIWGPタッグのベルトも持つ。「世界ヘビー級のベルトも取って世界最高のレスラーとたたえられるのさ」。G1の勢いそのままに、大阪まで突き進む。