08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)が約8年ぶりに故郷での凱旋(がいせん)マッチに臨む。12月4日、エディオンアリーナ大阪で開催されるK-1大阪大会(日刊スポーツ新聞社後援)に参戦し、クルーザー級を主戦場とするRUI(30=K-1ジム福岡チームbeginning)とK-1ルールのスーパーヘビー級3分3回で対戦すると28日、発表された。大阪・茨木市出身の石井にとって13年7月のIGF大阪大会でクレートン・エリオット・ジョーンズ(米国)と総合格闘技ルールで対戦し、35秒で勝利して以来の大阪のリングとなる。

9月20日のK-1横浜大会でK-1デビューし、愛鷹亮から延長判定勝ち。試合後、K-1連続参戦と大阪大会出場をアピールしていた。28日に都内で開かれたカード発表会見では、練習拠点クロアチアからビデオメッセージで会見に登場し「次は地元大阪で気合が入っています。楽しみしています。すべてを注ぎ込んで勝ちたいと思います。前回よりも成長した姿をみせられればと思います」などと意気込みを示した。

一方、対戦相手のRUIは7月のKrushクルーザー級王座決定トーナメントでサッタリ・ウィラサクレックに敗れて連敗中。「オファーをいただいて1回は考えましたが、いけると。連敗中で崖っぷち。負けたくない一心でやります」と復活を懸けた1戦に設定していた。