ボクシングWBC世界ライトフライ級の新王者矢吹正道(29=緑)と、9度目の防衛に失敗した前王者寺地拳四朗(29=BMB)が来春、再戦する見通しとなった。

15日、大阪市内で興行権を持つ山下正人会長(真正)、松尾敏郎会長(緑)、寺地永会長(BMB)が会見。この日、両陣営が合意した。

山下会長は「今日初めて3人で会い、再戦の合意に至った」と説明。会場の決定などはこれから進めていく。加えて、再戦合意までの経緯も説明した。

山下会長のもとへ、10月18日にWBCから再戦のレターが届いていたというが、松尾会長が10月29日にJBCに問い合わせたものの「再戦指令は出てない。選択試合をしてください」との返答だったという。

しばらく後になった11月10日になって、再びWBCから「再戦指令」のレターが届き、合意へと進展した。再戦に至るまでちぐはぐがあったが、寺地会長は「お互い譲れない事もあるかと思いますが、それを抜きに良い試合をお互いできたら」と話した。

両者は、9月22日に京都で行われたタイトルマッチで対戦した。激しい打撃戦の末に、矢吹が10回TKO勝ちで新王者になった。

しかし、9回に寺地が右まぶたをカットした場面について、しこりが残った。

ジャッジはパンチによるものと判断したが、寺地陣営は「故意のバッティング」として不服を示した。映像とともに日本ボクシングコミッション(JBC)に質問状を送っていた。

判定は変わらなかったが、さまざまな意見が飛び交う形となって、注目度が高まる中での再戦になる。