日本フェザー級王者丸田陽七太(24=森岡)が初防衛に成功した。

同級8位日野僚(31=川崎新田)の挑戦を受け、2度のダウンを奪って3-0の判定勝利を飾った。3回終了間際に右ストレートでダウンを奪取。5回には左右の連打でダウンを追加し、日野の猛反撃も強気に打ち返し、初防衛した。

今年2月、佐川遼(三迫)を下して以来、約9カ月ぶりのリングでベルトを守った丸田は「勝ったことが良かった。内容は動きが微妙で相手の動きが良かった。次の試合に期待してもらえたらうれしい」と自らのパフォーマンスには納得していない様子。セミファイナルで組まれた同級挑戦者決定戦で同級2位阿部麗也(28=KG大和)が勝利。来春組まれる2度目防衛戦の挑戦者が決まり、リングでは両者が対面した。

先に阿部から「自分としては丸田チャンプの試合を見て確信しました。阿部がチャンピオンになります」と言われると、丸田は「今日の強さはボクの本当の強さではない。そう思ってくれていたらうれしい」と言い返していた。