12月14日、東京・両国国技館でWBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)で王者井上尚弥(28=大橋)に挑戦するIBF同級5位アラン・ディパエン(30=タイ)が28日、来日した。「井上選手との試合にドキドキしている」と笑顔をみせたディパエンは、今月18日の記者会見で井上が「(ジャブなど)リードパンチで倒す」と宣言したことを知ると表情を一変。12勝中11KO勝ってきた打者は「オレもパンチ力がある。気をつけてくれ」と予告した。

さらに19年6月、東京・後楽園ホールで荒川竜平(中野サイトウ)を2回TKO撃破したことを挙げ「今回も必ずKOで勝ちます」と不敵な笑み。井上の試合動画は「大体、全部見ました」とした上で「井上選手はうまくて強いが、私は全然、怖くない。KOするつもり。絶対に世界王者になる」と強気の姿勢を貫いた。ディパエンは陣営3人とともに計4人で来日。隔離しながら日本で試合まで調整を続けるという。