K-1ワールドGP大阪大会(エディオンアリーナ大阪)の前日計量、会見が3日、大阪市内で行われた。

取材に応じた格闘家石井慧(34)はK-1での最終目標に、ボクシングの元東洋太平洋ヘビー級王者藤本京太郎(35)の名を挙げた。

「京太郎選手がストライキングでは(日本で)1番強いと思っています。あくまで僕個人の希望ですが、今回しっかり勝って、あと2試合ほどやって、来年中には京太郎選手とやりたいです」。

MMA(総合格闘技)を主戦場にする柔道の元五輪金メダリストには「立ち技だけの限られたルール」のK-1は打撃を磨く最高の舞台だ。実際、判定勝利に終わった9月のK-1デビュー戦(対愛鷹亮)を経て、ローキック対処法の重要性や総合と立ち技のパンチの質の違いを肌で感じ、練習で消化しつつある。

2度目のK-1ルールはスーパーヘビー級戦(3分3ラウンド)。相手のRUI(30)は194センチ、89・9キロ。身長で13センチ劣るが、体重で20・66キロ上回る。印象を「う~ん、特にないです。お互い頑張りましょうという気持ち。練習してきたことをしっかり出して、KO勝ち目指して頑張りたい」と語った。立ち技重量級で日本最強と認識する藤本戦の実現へ。立ち止まってはいられない。