K-1ワールドGP大阪大会(エディオンアリーナ大阪)の前日計量が3日、大阪市内で行われた。K-1卒業試合としてスーパーウエルター級タイトルマッチに臨む王者木村“フィリップ”ミノル(28)は計量を70・0キロでパス。「明日はみんなをビックリさせる試合、演出を用意しています」と意気込みを語った。

10戦連続KO勝利中の絶対王者は、気軽にK-1を去るつもりはない。「K-1のおもしろさ、エンターテインメントの部分で、いかにみんなを魅了、感動させるのか」。計量後の写真撮影では挑戦者和島大海(26)を突き飛ばすパフォーマンスを見せた。「あれは和島選手を高ぶらせるための作戦。和島選手も感動させたい、泣きじゃくってほしい。そのためにもいい感じにサクッと倒れてくれたらいいですね」とニヤリ。KO勝ちは当然、その上でどうあるべきか-。傲慢(ごうまん)なまでに自分の理想を求め、K-1でのストーリーを完結させる。