元NXT女子王者紫雷イオ(31)軍が数的不利をはね返し、現王者マンディ・ローズ(30)軍から勝利を奪った。

PPV大会第1試合となった女子ウォーゲームズ戦はルール通り、金網に囲まれた2つのリングで開催。まずは凶器を持った紫雷軍の前NXT UK女子王者ケイ・リー・レイがダコタ・カイとのマッチアップでスタートした。

時間差で味方のコーラ・ジェイド、敵軍にもジジ・ドリンがそれぞれ入場。続けて紫雷がパイプいすやゴミ箱を持ち込み、リングインすると、いきなりカイのビッグブーツからドリンに金網へとたたきつけられた。すると入場してきた敵軍のジェイシー・ジェインの攻撃をかわし、ドリンの誤爆を誘発すると、カイに掌底アッパーを見舞った。さらにコーナーにくぎ付けにしながら敵3人にダブル・ニーを蹴り込んで反撃に転じた。

ジェイドが金網トップからのスワントーンボムでジェインをテーブル葬した後、左肩を脱臼した様子。紫雷が応急処置するシーンもあった。ジェイド戦闘不能の後、味方にはラケル・ゴンザレス、敵軍もローズがそれぞれリングイン。3対4の劣勢による乱闘となった。数的不利の紫雷はゴミ箱をかぶせたカイに月面水爆、ジェインに強烈なジャーマンを放って攻め込んだ。ローズのスパインバスターを浴びながら激しい競り合いを展開。全員が大ダメージでダウン状態となると、ローズを抑え込む紫雷の頭脳的アシストを受け、最後は左肩を痛めたジェイド出てきてが腕1本でジェインを丸め込んで3カウントを奪取した。

紫雷軍が激戦を制し、女子ウォーゲームズ戦で白星をゲット。試合後のインタビューでは4人全員で「私たちは勝利したぞ!」とチームの勝利を分かち合っていた。