ボクシング日本ウエルター級3位玉山将也(28=帝拳)がデビュー9年目で初王座に挑む。9日、東京・後楽園ホールで同級王者小原佳太(35=三迫)への挑戦を控え、8日には都内で前日計量に臨み、両者ともにリミット(66・6キロ)でクリアした。13年8月にプロデビューし、日本ランキングを上げてきた玉山は「一瞬のスピードでは上回っていると思う。自分からプレッシャーをかけて下がらせ、強いパンチを打ち込みたい」と試合イメージを膨らませた。

同門の元世界3階制覇王者ホルヘ・リナレスや元東洋太平洋ライト級王者中谷正義らとスパーリングを重ねてきた。世界挑戦も経験し、現在も世界ランキング入りしている小原に敬意を表しながらも、王座奪取への決意は強い。玉山は「勝つためにトレーニングをしてきた。最高の状態です。ボクが日本王者になるだけ。最強王者に勝って僕が上へいくだけです」と意気込みを示した。