総合格闘技のRIZIN33大会(31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する井上直樹(24=セラ・ロンゴ・ファイトチーム)が13日、RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメントに向けて「イメージトレーニングはばっちり」と意気込みを語った。

準決勝で10歳年上の扇久保博正(34=パラエストラ松戸)と対戦する。カードが決まったときは「そうだろうなという感じだった」と意に介さず。「動画で扇久保選手の試合を1番多く見ているが、印象に残った試合は特にない。自分がやりたいことをどれだけできるかが大事」とマイペースを貫く構えだ。

勝ち上がれば、朝倉海(28=トライフォース赤坂)-瀧沢謙太(27=フリー)の勝者と決勝戦を戦う。1日2試合のハードな戦いとなるが、「経験があるので大丈夫」と涼しい顔で話した。

この日は、オンラインで練習を公開した。日本人初のUFC5連勝を達成した水垣偉弥(たけや)が9月に神奈川県横浜市にオープンしたジムBELVAで、軽快なシャドーボクシングを披露。その後は自らミットを持って水垣にミット打ちさせるなど、終始リラックスムードを漂わせた。「(水垣との練習は)ヒントになることが多い。武器が増えていっているかなと思う」と手ごたえを口にした。