「2021年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の選考会が13日、オンライン形式で行われ、SKE48のメンバーで東京女子プロレスの荒井優希(ゆき、23)が新人賞を受賞した。

今年5月に、タッグマッチで本格プロレスデビューを果たすと、不定期ながら参戦を続け、7月の宮本もか(22)とのシングルマッチでは、必殺技のFinally(かかと落とし)をさく裂させて初勝利。デビュー7カ月ながら、着実な成長を続ける。

選考委員からは「従来のアイドル兼任レスラーとはいい意味でまったく異なる本気の姿勢で支持率も高めた」などの声があがった。新人賞は昨年度選出のなかったため、通常デビューから3年以内の条件を、同4年以内で選考となったが、ノアの3年目・稲村愛輝、スターダムの2年目・上谷沙弥らを抑え、最多評を獲得した。

今月18日の愛知・名古屋国際会議場大会では、山下実優と初めてシングルマッチ、師弟対決に挑む。荒井は「山下さんは手加減なしでやってくると思うし、覚悟はできている。今まで経験してきたことをしっかり生かして、いい動きができれば」と意気込んでいた。