IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が「真の王者」を証明した。

ウィル・オスプレイ(28)に勝った。4日の東京ドーム大会で鷹木信悟から王座奪取に成功。一夜明けて、同じ東京ドームのメーンイベントで、王座返上を受け入れずベルトを自作して「真の王者」を主張し続けるオスプレイと対戦。お互いの技をすべて出し尽くす激闘になり、最後は2人ともフラフラになったが、最後はオカダがこの試合、2度目の必殺のレインメーカーを決めて3カウントを奪い初防衛に成功。完全決着をつけた。勝利後は内藤哲也が挑戦表明した。

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オカダのプライベートの息抜きはゲームだ。以前は、バス釣りや巡業先での食事などが趣味だったが、コロナ禍で外出が難しくなってからは、プレイステーションなどの家庭用ゲーム機から、iPadのオンラインゲームなど、ジャンルを問わず遊ぶようになった。「最近は『ファークライ6』が終わっちゃって『フォートナイト』にはまっています」と、中でもバトルロイヤルゲームがお気に入りな様子。

また、好きなものを食べることで、ストレスを発散するようにしている。「『ラーメンを食べたら明日動けないかも?』というもやもやを抱えることが嫌。それなら我慢しないで食べて、とにかく気分良く試合に臨めるように心がけている」と、30歳を超えても食事制限はしない。ビッグマッチの前には必ず「吉野家の牛丼大盛り」を食べると決めている。私生活の充実が、リング上の活躍につながっている。【勝部晃多】