IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードがタッグ戦で貫禄の勝利を見せつけた。

同じ鈴木軍のDOUKI(30)と組み、ノアのジュニアヘビー級ユニット「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」のNOSAWA論外(45)、YO-HEY(33)組と激突。デスペラードが9分9秒、ピンチェ・ロコ(ダブルアーム式変形フェースバスター)で論外からフォールを奪った。

論外からの挑発でデスペラードのスイッチが入った。「こんなものか。新日本!」と吐き捨てられ、さらにマスクはぎで精神的にも追い詰めてきた。首固め、ナックルパートを受けたものの、論外との技の読み合い、丸め込みの攻防から捕獲に成功。ピンチェロコで論外をマットにたたきつけ、3カウントを奪取した。

「なんだ、あのペロス? 野良犬じゃあないか。お前、この野郎、しつけはどうなってんだ」と怒りつつも、メキシコでも活躍してきた論外に対し「やっぱあの人に関しては俺たちはある種、特殊な感情を抱いております。別に対抗戦だからって、正直、ここは新日本にまったく関係ない試合だった。俺の中でな…、ってベルトを持っている人が言っちゃダメか? すいません」と振り返った。

【新日本vsノア対抗戦】全試合ライブ詳細

高い打点のドロップキックをみせたYO-HEYに対して王者として興味を持ったようで「おもしれえじゃん、YO-HEY。もっとやりてえな。この1回だけじゃあもったいねえよ」と口にしていた。