WBC世界ライトフライ級タイトルマッチの発表が24日、大阪市内で行われた。王者矢吹正道(29=緑)と前王者で同級1位・寺地拳四朗(30=BMB)が3月19日、京都市体育館で対戦する。

両者は昨年9月22日、立場を入れ替えた形での対戦で矢吹が10回TKO勝利でベルトを奪取した。寺地陣営が矢吹の故意のバッティングを訴えた経緯もあり、WBCから再戦指令が出ていた。

矢吹は「まだまだ強い選手とやって防衛していきたい。(寺地)拳四朗選手は総合力が高い。しっかり勝って決着をつけたい」と意欲的に語った。

矢吹は13勝(12KO)3敗、寺地は18勝(10KO)1敗。日本選手同士、トップに君臨する大注目のリマッチとなる。

◆前回対戦VTR 昨年9月22日、京都市体育館。同級1位矢吹が、V9を狙った王者寺地を破って初挑戦で世界奪取した。当初は9月10日だったが、寺地の新型コロナウイルス感染で延期。矢吹は待たされた形も「延期はプラスしかない」。試合は、ポイントで劣勢の寺地が9回から捨て身の反撃。ケンカファイトに火がついた矢吹も応戦。矢吹が殴り合いを制して10回2分59秒、TKO勝ちした。