キックボクシング戦績40戦40勝(28KO)を誇る神童、那須川天心(23=TARGET/Cygames)のRISEファイナルマッチの相手は、RISE53キロ級トーナメント2021を制した風音(かざね、23=TEAM TEPPPEN)だった。

立ち技格闘技のRISEは9日、都内で会見を開き、代々木大会(4月2日、東京・代々木第一体育館)の対戦カードを発表。今年6月に予定する武尊戦を最後に、ボクシング転向を明言しているRISE世界フェザー級王者那須川は、同い年の風音との同門対戦が決まった。白星で卒業を飾り、団体の未来を託す。

那須川は、紫と黒のチェック柄のスーツを身にまとい、会見に登場。「いろいろ思い起こせばいい思い出。ここまで一瞬だった。最後のRISE、今まで自分が体現してきたことを次の世代の人たちに見せたい」と気合たっぷりに話した。

11月のRISE大阪大会で卒業試合の開催をアナウンスした際には「僕の希望としてはロッタンともう1度やりたい」と、18年6月に対戦し、延長で辛勝したロッタン・ジットムアンノン(24=タイ)との再戦を熱望。だが、新型コロナウイルスの影響や契約問題などもあり、実現には至らなかった。それでも、TEAM TEPPENの同門対戦に、気合は十分。「やりやすいです。何も言うことはないです」と力を込めた。

今回のテーマは「父親を超える」だという。父の那須川弘幸会長は風音のセコンドにつく予定と明かし、「俺を超える選手を見てみたいというか、自分で体験したいという気持ち。『やるか』と言われたときに『やる』とすぐに答えました。セコンドやサポートも全部相手サイドにつけて俺を超えてくれと言いました」と続けた。自身のセコンドには弟の龍心をつけるプランも話し、「何も手加減しなくてもいい。会長の全てをぶつけてほしい」と大舞台での親子喧嘩を予告した。