K-1ライト級注目のスーパーファイト(ノンタイトル戦)は、与座優貴(24)が王者朝久泰央(24)に延長の末、3-0で判定勝ちした。空手家同士の対決として注目されたが、この日は極真空手が朝久空手を抑えた。

試合は与座が前へ出て圧力を加え、ローキックを効かせた。3回を終えての判定は与座の1-0で延長戦へ突入。互いに消耗が激しい中、与座はローを中心に胴回し回転蹴りも見せて主導権を握り、勝利をつかんだ。与座は6歳から空手を始め、極真会館2017年第6回世界ウエート制軽量級を19歳の若さで制して、最年少優勝記録を打ち立てた。K-1デビュー戦で現役王者を破る番狂わせにリング上で「怖かったが、(ジムのみんなを)信じてやってきて良かった」と言葉を絞り出した。そして、「初参戦でチャンピオンとやるというのでいろいろ言われたが、こうこうやって結果で証明したので、次はベルトをかけてやらせてください」とタイトル戦をリクエストした。

【関連記事】武尊が11カ月ぶりのリング、軍司泰斗と対戦/K1ライブ速報

朝久は昨年7月、K-1九州大会でゴンナパー・ウィラサクレック(29=タイ)に挑戦。延長判定の末、ベルト奪取に成功し、故郷に錦を飾った。この日の与座の勝利で、防衛戦は今夏に開催が期待される「九州大会」でのダイレクトリマッチが有力になった。