制御不能のカリスマ、内藤哲也(39)が、因縁の相手に完勝した。

ニュージャパンカップの開幕戦で、かつてともにタッグチーム、NO LIMITとして活動していた高橋裕二郎(41)と対決。14年のG1クライマックス以来8年ぶりとなった一騎打ちで、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを率いる男の実力を誇示した。

EVILらの介入や、高橋裕二郎の「クリーン」演技も何のその。18分11秒、ジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで3カウントを奪取。試合後はリングに寝そべるお決まりのポーズを取る余裕を見せ、わが道を行く姿勢を元パートナーに示した。

バックステージでは、かつての友を認める発言もあった。「俺は高橋裕二郎を否定するつもりはない。だってあれが今の高橋裕二郎でしょ? なら自分の信じた道を突き進めばいいよ」と晴れ晴れとした表情。「またシングルマッチで向かい合えるその日を楽しみにしてるぜ」と再戦を希望した。

内藤は10日(山梨)、2回戦で外道と対戦する。