2月のRISE新宿大会でプロデビューした、元年俸120円Jリーガーで格闘家の安彦孝真(44)が、「ABEMA TV」で解説者として登場した。

第3、5、7試合を解説。格闘家としては歴は浅いが、バラエティーなどのテレビ番組には何度も出演しており、トークでは実力を発揮。第3試合では、1回KOしたギブレインに「アマゾン出身なのでいろんなものと戦ってきた」と軽い“ジャブ”で周囲を笑わせた。さらにサッカーでのブラジル留学経験を生かし、ギブレインの勝利後のポルトガル語を理解し、解説でしっかり補足した。

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第5試合のYA-MAN-伊藤戦では激しい殴り合いに、解説を忘れることも。自らも経験したオープンフィンガーの試合に「すごい、ヤバい」と興奮が止まらなかった。第7試合の直樹-山田戦では、精神統一の話から、自身も日本刀を使ったトレーニングをしていることを告白。さらに自らの経験などもふまえ、技術面でもしっかり解説を務めた。

安彦は2月のRISE大会で元プロ野球西武の相内誠(27)に1回KO勝ち。身長も10センチ高い相手にもひるまず、攻め続け、ダウンを奪った。プロデビュー戦で強烈なインパクトを残したことで、解説者という大役が巡ってきた。前日には自身のSNSで「とんでもないオファーが届いた! RISEもABEMAさんも、とんでもない挑戦者だ(笑)」と喜びを表現していた。

所属のExecutive Fightでの試合も含め、初戦から5戦全勝中。目標とするRIZIN出場に向け、成長を続けている安彦。自身と同じく新たな挑戦をする那須川天心のラストマッチという大きな大会で、格闘技の“先輩”たちの熱い戦いを目の当たりにした。