K-1スーパーライト級新王者の大和哲也(34)が4日、都内で行われたK-1ケイズフェスタ5(東京・代々木第1体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の一夜明け会見で、チャンピオンとしての決意を新たにした。

前夜のタイトル戦では、1回50秒、王者の山崎秀晃(35)にKO勝ちした。左フックをアゴにヒット。一撃KOを決めた。悲願のベルトを巻いた試合後のインタビューでは「ほんとにうれしいのと夢のような感覚がある」と話していた大和。昨晩は初めてベルトを枕元に置いて床に就いた。「朝起きたらベルトがあったので、現実だなと思えた」。

夢のような感覚を覚えながらも、「今回は試合前、絶対勝つと思っていた。勝つべくしてリングに上がる確信があった」。22歳で2010K-1 WORLD MAX63キロ日本王者となってから12年。その間、他団体の世界王者ベルトは巻いたが、K-1のベルトは大和にとって別格。「重みがある」。だから今後は王者として「自分の戦い方で盛り上げ、これぞK-1というものを見せる」と気を引き締めた。