4月に約9カ月ぶりのリング復帰したばかりのアスカが毒霧噴射で王座挑戦権を奪取した。6月5日(同6日)のプレミアム・ライブ・イベント、ヘル・イン・ア・セル(米イリノイ州シカゴ・オールステートアリーナ)で、ロウ女子王者ビアンカ・ブレアに挑戦することが決まった。

WWE女子タッグ王者サーシャ・バンクス、ナオミ組の欠場を受け、6WAY形式の次期挑戦者決定戦が中止になる緊急事態。前王者ベッキー・リンチの主張で、急きょ決まった次期挑戦者決定戦だった。王者ブレアのゲスト解説の中、アスカはメインイベントでリンチと対戦。ダブルニーやヒップアタックなどで攻め込んだ。スピニングキックやスープレックス、スライディングニーと連続攻撃を仕掛け、リンチのレッグドロップを浴びた後にはアスカロック、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めで応戦した。

場外戦ではリンチに振り飛ばされてブレアと激突。その隙にリンチでアスカが持参した和傘で襲われそうになった。しかし、一枚上手のアスカがまさかのグリーンミスト攻撃。毒霧噴射で迎撃し、顔が緑色に染まったリンチをハイキックで仕留め、3カウントを奪った。復帰直後から因縁深まるリンチを沈め、王座挑戦権を確実にゲットした。

6月5日のヘル・イン・ア・セル大会で王者ブレアに挑戦することも決まったアスカがバックステージで「よっしゃ!ベッキーに勝った。イエス! イエス! 次はビアンカ。お前のベルトを取ったるからな。ベッキーみたか~。あはは! よしよしよし!」と大阪弁で王座奪取を誓った。