プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が6月10日(日本時間11日)にメキシコで臨む4度目防衛戦の試合開催地が変更になったと19日、発表された。

同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦は高地のメキシコシティーで開催予定だったが、低地のグアダハラに変わったという。日本で低酸素トレを続けてきた京口は、早めのメキシコ入国で高地に慣れるトレーニングを計画していたが、予定を切り替え、試合2週間前に出発するという。

4月末の試合発表会見時で、京口は「日本人が強いと思わせたい。メキシコでアピールしたい」と決意表明。昨年9月に右手親指付け根を骨折し、左ひじ負傷、左ひざ腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎とけが続きだったが、3月から本格的な実戦トレを再開。昨年3月、米ダラスのV3戦でアクセル・アラルゴン・ベガ(米国)を5回TKO撃破して以来1年3カ月ぶりのリング、2試合連続の海外防衛戦に向けて意欲を示していた。