ボクシングIBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(34=帝拳)が4日(日本時間5日)の初防衛戦に備え、開催地の英カーディフで公開練習に臨んだ。
会場はカーディフ市内にあるキャピタル・ショッピング・パークで開催され、大勢のファンの前で田中繊大トレーナーとのミット打ちなどを消化。同地出身で同級3位のジョー・コルディナ(30=英国)とのV1戦に向けて順調な仕上がりを披露した。
所属ジムを通じ、尾川は「ショッピング・モールで(の公開練習は)、ザ・海外という感じ。お客さんもまずまず入っていましたね。ブーイングもあったり、でも手を振るとうれしそうに『おおチャンピオン!』みたいに歓声も聞こえたり。ユーチューブでも流れていたそうなので日本でも見てくれていた方もいたかもしれません。海外特有のイベントみたいな感じで、日本でもああいった形のイベントも面白いかもしれませんね」と心身ともに楽しんだ様子だ。
公開練習の控室で挑戦者のコルディナとも対面し、あいさつしたという。尾川は「(コルディナは)おとなしい感じの選手でした。良く言うと好青年という感じですし、そうでなければこの街特有の感じというか、郊外のおとなしい青年というか、都会っ子とは見えませんでした」と第一印象を口にした。コルディナの体格などについても言及し「もう少し身体は小さいかなと思っていましたが、身長は僕とほとんど同じぐらいで、カッコ良かったですね。イケメンでした」と素直な感想も述べた。
コルディナ対策のために何度も試合動画をチェックしている。その過程で自らのボクシングスタイルが似ていると感じている。尾川は「動きの感じが似てますね。同じようなボクシングをするなというイメージ。アマチュア経験がある中でジャブ、ジャブという感じでもないし、かみ合うのかかみ合わないのか、分からないような感じの印象です」とも付け加えた。
この日は写真撮影と試合配信するDAZNによるインタビューにも参加。英国ボクシング管理委員会による3日前計量(契約体重3パーセント以内)をパスした。夕方には同市内にあるUFCジムで最終調整した。完全アウェーでの初防衛戦前の公開練習ではブーイングも受けた。軽く敵地の“洗礼”を受けた形となった尾川だが「ブーイングについて、やっぱり気持ちの良いものではないですね。分かってはいても気持ちの良いものではないです。でもやっぱり、それが歓声だったり聞こえると気持ち良かったし、試合では歓声に変えられるような気持ちでいきたいですね。変えられるような試合にする自信はもちろんあります!」と気合を入れ直していた。

