WWEの会長兼CEO(最高経営責任者)を辞任したビンス・マクマホン氏(76)が大会オープニングに登場し、ファンにあいさつした。4月18日のロウ大会以来、約3カ月ぶりとなるテレビマッチのライブ出演。スーツ姿の同氏は「すべてのWWEオープニング時の4つのキーワードを思い出してもらおうとここに来た。その時、今、永遠、そして一緒に。スマックダウンへ、ようこそ!」と観衆を歓迎し、短いあいさつを終えた。

同氏は15日(日本時間16日)、米ウォール・ストリート・ジャーナル誌で弁護士秘書として雇用した元女性社員との不倫関係を解消するため、口止め料として300万ドル(約3億9000万円)を支払ったと報じられ、WWE取締役会で調査を開始。この事態を受けてCEO兼会長職を辞任し、暫定的に同氏の娘ステファニー氏が同職に就任した。

またWWEクリエーティブコンテンツに関連する役割に専念すると発表された直後のリング登場となり、発言に注目が集まったが、今回報じられた不倫問題や会長兼CEO職の辞任の件について触れることはなかった。