UFCミドル級王者イズラエル・アデサニヤ(32=ナイジェリア)が5度目防衛に成功した。

同級2位ジャレッド・キャノニア(38=米国)と5分5回を戦い抜き、3-0の判定勝ちを収めた。WWEのスーパースターとなる「地獄の墓堀人」ジ・アンダーテイカーの入場曲、ハット姿、骨つぼを手に抱えて入場するパフォーマンスで会場をわかせるとV5戦では打撃戦を展開。左右にスイッチしながら長い手足を生かし、中間距離からでもワンツーを繰り出して終始、試合の主導権を握った。

安定政権とも言えるV5王者となったアデサニヤは「彼を対戦相手としてみていた。チーム対チーム、個人対個人の対戦だった。相手も素晴らしい戦略を持っていた」とキャノニアに敬意を表しながら、ミドル級最強を示すようにベルトを誇示した。また欧州キック団体GLORY時代に負けている現UFC戦士のアレックス・ペレイラ(34=ブラジル)を意識しながら「キックボクシングでも何でもできる。会見でも言ったように、お前は何もできない凍ったヤツになるだろう」と次期挑戦者に指名していた。