第6代RISEライト級王者の原口健飛(けんと、24=FASCINATE FIGHT TEAM)が、世界フェザー級王者・那須川天心に続くRISE2つ目の世界ベルトをかけてリベンジ戦に挑む。

4日、都内で行われた大阪大会(8月21日、エディオンアリーナ大阪)の対戦カード発表記者会見に出席し、同大会で昨年11月の大阪大会で苦杯をなめたGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ、27=Kiatmuu9)と世界スーパーライト級王座決定戦を行うと発表した。

東京ドームで開催された先月の「THE MATCH2022」、セミファイナル前の第13試合でK-1の山崎秀晃から2回TKO勝利を収めた原口は、伊藤隆代表からのオファーに「はい。やります」と即答したという。8カ月前は3-0の判定負けを喫している相手だが、「素直にペット選手と再戦できるのがうれしい。気持ちの部分がめちゃくちゃ強くなったと実感している。(前回は)技術面よりも気持ちで負けていた。そこを改善したらいけると思っていた」と、リベンジへ自信を示した。

団体を引っ張っていく覚悟だ。“世紀の一戦”となった武尊との戦いを最後にキックボクシングを卒業した那須川とは、同じ98年生まれで、25戦22勝(13KO)の実績を誇る。過去には那須川からは「強い。同じ階級で勝てる選手はほぼいないんじゃないか」と評されており、RISEのニューエースとしても期待を集めている。

2人目の世界ベルト挑戦。「必ず3ラウンド以内に仕留める。前回はやりたいことができなくて後悔しています。1、2ラウンドで仕留めます」と、勝ち方にもこだわる。さらに、「現地に行って取った人はいないと思う。GLORYのベルトを持ってみたい」と、ペットパノムルンが保持する世界最大のキックボクシング団体の勲章取りへも意欲を見せた。

今大会のテーマは「VS世界」。那須川に代わる新たな顔が、圧倒的な勝利で世界に名をはせる。