先月12日に史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成したノアのGHCヘビー級王者・小島聡(51)が、「X」として新日本マットに凱旋(がいせん)を果たした。

第2試合、テーマ曲「RUSH!!」が響き渡ると、会場にどよめきが起こった。試合前まで名前が公表されていなかった「X」の正体は、小島だった。ノアのロゴが入ったTシャツを身にまとい、腰にベルトを巻いて堂々と登場した。

TAKAみちのくと対戦。久しぶりの登場の余韻に浸る暇もなく、急襲攻撃を受けるなど、試合の主導権は譲った。それでも最後は6分54秒、逆転のラリアットを決めて一気に3カウントを奪った。

今年4月のノア両国大会に「史上最大のX」の触れ込みで登場した。その後、定期参戦を続け、先月12日の埼玉大会で潮崎豪を破り、GHCヘビー級王座を初戴冠。51歳にして、活躍の場を広げている。大きな拍手を背に受けて退場した王者は、バックステージで「とても温かく、とても癒やされる空間だった」と、約2カ月ぶりとなったホームリングを充実した表情で振り返った。

今月16日には、東京・日本武道館で拳王を迎えて同級王座の初防衛戦に挑む小島。「プロレスX大ファンの皆さま、また私がやってくることを待っていてください」と、防衛して戻ってくることを力強く宣言していた。