元サッカー日本代表FWカズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が、“聖地”を自分色に染める。31日にさいたまスーパーアリーナ(SA)で開催される総合格闘技RIZIN37大会で、昨年大みそか以来のプロ2戦目に臨む三浦は29日、都内で行われた大会前インタビューに出席。ブラジル人ファイター、フェリペ“キングハンター”マソーニ(36)戦に向け「若さと勢いでアドバンテージがある」と、目の色を変えた。

同カードは当初、昨年の大みそかに組まれていたが、新型コロナの影響や自身のケガもあり2度スライドとなっていた。「自分と戦うことを飽きずにはるばるブラジルから来ていただいている」と感謝。「だけど『絶対に倒してやるよ』という感じです」と、敬意を拳に乗せる。

会場はデビュー戦に続き、さいたまSA。同会場は15年12月のRIZIN旗揚げ大会でも使用されており“格闘技の聖地”と呼ばれている。「2戦目の自分がこのような素晴らしい舞台で試合できることはうれしいこと。舞台に見合うパフォーマンスを見せられればと思っています」。旧国立競技場で最多のゴールを決めて伝説を残した「国立男」の父カズのように、劇的勝利で「さいたまSA」男の地位につく。【勝部晃多】