日本スーパーバンタム級15位の福永宇宙(そら、24=黒潮)が、逆転の判定勝ちで無敗の連勝を11(5KO)に伸ばした。

“元ヤンボクサー”山下賢哉(26=JB SPORTS)と壮絶なド突き合い。3回に強烈なダウンを食らうが、そこから盛り返す。山下の顔面を血まみれにして、ダウンこそ奪えなかったが判定3-0で勝利した。

「練習を含めて初めてのダウン。相手が思っていた以上に強くて、しんどかったです」と言いつつ、「納得はしていないし、悔しいが向こうもケンカファイトと言っていたし、バチバチの打ち合いが途中から楽しくなった」と腫れて右目がほとんどふさがった顔で激闘を振り返った。

一方、ダウンを奪いながら判定で敗れた山下は「KOしなかったら向こうの勝ちと決まっていたんですかね。(相手は)想定通りだったが、驚いたのは採点ですかね」と不満を隠さなかった。

今回が3年ぶりのリングだった。「15歳でボクシングジムに入って、そこからずっと人と戦って生きてきた。違うことでもやらないと薄っぺらい人間になるなと思って(ボクシングから)離れた」という。その間は「遊んだり、酒を飲んだり。人相悪いんでトラブルにもなったし、知人に『ここでやるならリングでやってくれ』と言われて戻ってきました」。

壮絶な戦いは、リングサイドで見守った亀田興毅ファウンダー(35)も「すごい試合やった。めっちゃ根性ある」と大絶賛。両者ともに強烈なインパクトを残した。

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