日本女子フライ級1位晝田瑞希(26=三迫)が新たな日本同級王者となった。同級3位柳井始妃奈実(24=真正)との同級王座決定戦に臨み、3-0の判定勝利でプロ3戦目でベルトをつかんだ。

サウスポーから上下にパンチを打ち分け、左カウンターで追い打ち。最終6回の柳井の攻撃もスピードでかわし、ジャッジ3人がフルマークの快勝となった。

アマチュア時代、東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリスト入江聖奈と五輪出場枠を争ったライバルだった晝田は3戦目でのプロ初タイトル。「踊り出しそうなぐらいうれしいです。後で踊ります。今日はこの瞬間だけを考えて生きてきた。この試合に集中しようと思っていた」とリングでバック宙を2回披露し、観客をわかせた。

ホワイトの日本女子王座ベルトを手にし「大げさかもしれないけれど、私のことを応援してくれた方々みなさんのベルト、みなさんと私のものだと思います。もっと大きなベルトをゲットしたいのでみなさんもついてきてください」と王座獲得の喜びに浸っていた。