「カネロ」の愛称で親しまれるプロボクシング4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)がKO勝ちで因縁決着させる意気込みをみせた。17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催されるWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)との3度目対決に向け、15日(同16日)に同地で最終会見に臨んだ。英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長を挟み、ゴロフキンと29秒のフェースオフ(にらみ合い)を展開した。

同じ壇上に並ぶゴロフキンを横目にアルバレスは「12ラウンド以内にこれを終わらせるという重圧を自分にかけている。非常に難しいだろうが、人生で簡単なことはない。私は常に難しいことを達成しようとしている。トレーニングキャンプ中は12ラウンド前にこれを終わらせようと、非常に興奮し、やる気に満ちていました」と強い自信を示した。

両者の初対決は17年9月で引き分け、2度目は18年9月でアルバレスが2-0の僅差判定勝利を収めている。「目の前には非常に強くてタフな相手(ゴロフキン)がいますが、12ラウンド以内に終わらせることが土曜の夜の私の目標になる」と最後まで強気の姿勢を貫いていた。

興行プロモートするハーン社長は「我々の世界でもっとも偉大な世界王者2人です。土曜日に偉大なライバル関係に終止符を打ちます。ボクシングが常に必要とするライバル関係。すべての偉大な王者に必要ですが、土曜の夜はカネロとゴロフキンとの間の偉大なライバル関係を終わらせることができるだろう」と話した。