筋肉美を競い合う、第1回マッスルコンテストが行われ、飯田沙耶が優勝した。

エントリーした9選手の中から、1次審査を通過したテクラ、葉月、飯田沙耶の3選手がリング上でパフォーマンス。会場の拍手が1番多かった飯田が初代チャンピオンに輝いた。

第1試合で激しい戦いを終えたばかりで、痛めた首を押さえながら登壇。それでも「パワー」などと叫び観客にアピール。145センチと小柄ながら、張りのある広背筋は登場した瞬間に、周りの選手も驚くほどで、ニックネームの「マッチョ・ゴリさん」にふさわしい称号を手にした。「誰よりもこのコンテストにかけてきた。(優勝は)当然と言えば当然」と光り輝く筋肉を見せつけた。

学生時代から筋肉に興味はあったが「鍛える」というほどでもなかった。プロレスラーになって、その興味と仕事が“一致”。自然と自分のキャラクターは決まった。普段歩いている時や電車の中でも、周りの人の筋肉が気になるという。やはり男性も女性も筋肉質の人が好みだそうで「後ろ姿を見ちゃいますね。上腕二頭筋とか、三頭筋とか。上半身だけでなく上下バランスの取れた体がいい」と語る。

賞品はプロテイン1年分。普段から飲むという飯田は「ありがたい」と笑顔。現時点で第2回が行われるかは決まっていないが「もっとマッチョがいるだろう。(挑戦者を)待ってます。次があればまた勝ちたい」と勝手に宣言。居場所を見つけた小さな「マッチョ・ゴリさん」が見事筋肉アピールに成功した。【松熊洋介】