「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)は29日、大阪市内のKWORLD3ジムで次回興行について会見した。

「3150FIGHT」へのチャレンジ的興行「SURVIVAL vol.2」を11月27日大阪市内で予定していた。しかし参加希望ボクサーが殺到して急きょ、2部構成として「SURVIVAL vol.3」と追加。会場も大阪・豊中市の「176BOX」に変更となった。

そのメイン試合が日本スーパーウエルター級の挑戦者決定8回戦。同級1位の中島玲(24=石田)と同級2位の越川孝紀(31=一力)が、同級王者川崎真琴(38=RK蒲田)への挑戦権をかけて戦う。

この日は中島が、元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕会長(47)と会見に出席。「向こうはどのベルトでもいいというスタンス。そういう相手には絶対に負けたくない。かつて会長が巻いていたベルトを必ずジムに取り戻したい」と意気込んだ。

18年に41歳の若さで急逝した総合格闘家の山本“KID”徳郁さんが目標の1人。首に入れた「キスマーク」のタトゥーは、山本さんにあこがれて2年前に入れた。「小さな体で大きな相手を倒す。自分もそういう選手でいたい」。同階級では小柄な167センチ(次戦の相手、越川は177センチ)。ボクサーらしくない体形を逆に生かすボクシングスタイルを身につけてきた。

この日、急きょに公開計測を行った胸囲は110センチと判明。これもボクサーでは、異例の数値だ。興毅ファウンダーに腕相撲を挑み、圧勝した。「おもろいんちゃう」と興毅氏も太鼓判を押す。

日本タイトルを獲得しての「改名プラン」も浮上した。尊敬する山本さんからいただき、リングネームを中島“KID”玲にする。「そのためには勝たなあかんで」と興毅ファウンダーから強烈なゲキを飛ばされ、「絶対に勝ちます」。新たなスター誕生へのステップ。絶対に負けられない。