1日に心不全のため、79歳で死去した元プロレスラー、アントニオ猪木さんと好勝負を繰り広げた「超人」ハルク・ホーガン(69)が決めぜりふ「イチバーン」で見送った。1日(日本時間2日)に自身のSNSを更新したホーガンは現役時代、片仮名で「ハルクホーガン」と刻まれたガウン姿で猪木さんと並ぶツーショット写真をアップロードした。

ホーガンは「私のレスリングキャリアの半分は新日本プロレスで働いた。何年も受け入れてもらった。巡業バスに乗って日本を旅し、トレーニングして、生活して、時には米国人とも戦った。猪木は本当に『ICHIBAN(イチバーン)』だった。兄弟よ、愛してるよ。アックスボンバー」と投稿。80年代からの決めぜりふとしてさけぶ「イチバーン!」で天国に旅立ったライバルをしのんだ。

80年5月、新日本プロレスのMSGシリーズに参戦し、同10月にはタイガー・ジェット・シンらと外国人のエース格として当時、猪木さんが保持していたNWFヘビー級王座にも挑戦した。「不沈艦」スタン・ハンセンのパートナーとしてMSGタッグ・リーグ戦にも出場し、猪木、ボブ・バックランド組と決勝で対戦。83年にはIWGP決勝リーグでは、決勝戦でも猪木さんと対戦し、必殺技アックスボンバーでKOさせて優勝。猪木さんが舌を出して倒れるほどの失神状態に追い込んだ。