7月にプロレスラーとしての引退試合を行った「狂乱の貴公子」リック・フレアー(73)が1日に心不全のため、79歳で死去したアントニオ猪木さんを追悼した。1日(日本時間2日)に自らのSNSを更新。リング上で猪木さんと並ぶ写真とともに「安らかに眠ってくれ! 素晴らしい試合と思い出をありがとう、友よ」と手を合わせるアイコンを3つ添えて天国に旅立ったライバルを見送った。

NWA王座10度を筆頭にWCW王座7度、WWF(現WWE)王座2度と米国でも数多くのベルトを巻いてきたフレアーは95年4月、北朝鮮で開催されたプロレス興行「平和のための平壌国際体育・文化祝典」に参戦し、猪木さんと初シングル戦に臨んだ。猪木さんの友人となる元プロボクシング世界王者ムハマド・アリが立会人を務めるメインイベントで、20分1本勝負で激突。試合には負けたものの、約19万人が詰め掛けた会場を熱狂させ、興行成功に大きく貢献していた。