全日本プロレスの後楽園大会が2日、東京・後楽園ホールで行われ、大会開始前に、1日に79歳で亡くなったアントニオ猪木さんへ追悼の10カウントが鳴らされた。

猪木さんの遺影を携えた新日本プロレスの永田裕志をリングの中心に据え、出場選手がリングを囲むように並んだ。猪木さんの経歴が読み上げられた後で、選手、来場者が黙とうとともに10カウントをささげた。

カウント後は、木原文人リングアナウンサーが「燃える闘魂、240ポンド。アントニオ猪木!」とコール。猪木さんの「1、2、3、ダーッ!」から登場曲「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」が響き渡った。

猪木さんは全日本の創設者であるジャイアント馬場さんと日本プロレスで1960年9月30日に同日デビュー。タッグチーム「BI砲」として活躍したが、互いに新日本、全日本を設立して袂を分かった後は、全日本のリングに上がることはなかった。