頸髄(けいずい)損傷で入院中の元プロレスラー天龍源一郎(72)の全日本プロレス時代の後輩、越中詩郎(64)がヒップアタック連発のハッスルファイトで病床の天龍へエールを送った。

第2試合の4WAYマッチで菊タロー、レイパロマ、SUSHIと対戦。開始直後は、3人の集中攻撃を浴びるなど苦戦を強いられたが、後半にはファンからの大きな「越中コール」を背に、代名詞のヒップアタックを連発。コーナー最上段からの大技、ダイビング式ヒップアタックも披露し、「天龍プロジェクト」再始動後初となった後楽園ホールを沸かせた。

試合は越中の攻撃でリングに伸びていたレイパロマをSUSHIがフォールし、勝利を奪い取った。

越中は90年代前半、平成維震軍のリーダーとして天龍の設立したWARと抗争を繰り広げるも、後に共闘し、新日本のIWGPタッグ王座を戴冠。盟友関係にある。バックステージには現れなかったが、リングで健在ぶりを示し、病床の「大将」を激励した。