プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が12月13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者のポール・バトラー(33=英国)と日本人初となる4団体王座統一戦に臨むことが13日、正式発表された。
-4団体統一戦が決定した心境は
井上 いよいよだなあという気持ちが大半を占めている。あと2カ月間でやれることは何だろうと考えながらやれることがすごく楽しみ。
-対戦相手のバトラーの印象は
井上 すべてのレベルにおいてまとまった選手という印象です。
-今回の試合で注目してもらいたいとことは
井上 バトラーも技術が高い選手なので、技術の駆け引きを見てほしい。
-18年5月に最初にバンタム級のベルトを奪取して4年以上。ここまで長かったか
井上 バンタム級に上げてからすごく充実した戦いができていて、長かったとは思わず、充実した日々でこの日を迎えられることができた。
-軽量級のバンタム級での4団体統一の意義は
井上 バンタム級で本当のナンバーワンを目指して戦っていきたいと思っていたので、12月の試合は自分の中でバンタム級の節目の試合だと思っている。
-バトラーの警戒する点は
井上 倒されないボクシングを徹底されたときに、自分がどんなボクシングを展開するか、今考えている状況です。
-今回の4団体統一戦が楽しみという理由は
井上 まず3つのベルトを持ってリングに上がるのが初めて。勝てば4本そろう。自分の中では過去最大のモチベーションを持って試合に臨める。あと2カ月、きっとものすごいトレーニングをつんでいけるので、自分に期待して、12月13日にどんな状態でリングに上がれるか楽しみ。
-2カ月間の調整の予定は
井上 すでにスパーリングを始めていて、10月末から走り込みのキャンプ。戻ってまたスパーリングで仕上げていきたい。前回のドネア戦と同じようなスケジュールになる。
-4団体統一戦のキャリアの中での位置付けは
井上 常々4団体を統一したいと口にしてきました。今回の位置付けはバンタム級での最終戦。スーパーバンタム級へのスタートということ。まだまだ上を目指しているので、この試合はゴールではなく、この先のキャリアへの通過点だと思っています。