プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が12月13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者のポール・バトラー(33=英国)と日本人初となる4団体王座統一戦に臨むことが13日、正式発表された。

横浜市内で井上とともに会見に臨んだ大橋ジムの大橋秀行会長(57)は、バンタム級のタイトル獲得試合4戦全KO勝利に期待した。「バンタム級の1つ目のタイトルとなったWBA王者マクドネル戦に1回KO勝ちして、IBF王座、WBC王座もKOで取った。4つ目は対戦が難しいと思ったけど何とか実現できた。KOで勝てば4戦パーフェクトにいける。今は期待しかない」と語った。

井上は会見で4団体統一は「スーパーバンタム級へのスタート」と、勝った場合は4階級制覇を目標に掲げてた。大橋会長は「今は12月13日の試合に全力で尽くすことしか考えていない」と前置きした上で「尚弥と真吾トレーナーと話し合っていきたい。防衛戦をするかもしれないし、一気に上げて4階級制覇を目指す可能性もある」と明言した。