元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏(33=BRAVE)が、今月1日に死去した元プロレスラーのアントニオ猪木さんにささげる勝利を挙げた。

24日にデビュー12周年を迎える芦田は、RIZIN2戦目の若手有望株、中田大貴(ひろたか、26=和術慧舟會HEARTS)と対戦。1、2回は積極的に前に出てくる相手にリズムをつかめなかったが、グラウンドでも冷静に対応。最終的には有効打の数で上回り、3-0で判定勝利となった。

芦田は、中学時代に猪木さんがエグゼクティブ・プロデューサーを務めたPRIDEを見て総合格闘技を志した。この日の登場時には、RIZINが闘病中の猪木さんを応援するために過去に製作した真っ赤な「闘魂タオル」を巻いて登場した。

試合後のマイクでは、タオルで汗を拭いながら叫んだ。「アントニオ猪木さんが亡くなられて(所属ジムの)BRAVEもショックだった。僕たちが格闘技をできるのも猪木さんあってのこと。この場を借りてありがとうございましたと伝えたい」と、思いを込めた。