もっとも短いタイムでKO勝利を挙げた選手に贈られる最速KO賞は、デビュー2戦目の鈴木稔弘(25=志成)がつかんだ。

第2試合でアタノン・クンラウォン(タイ)とのライト級6回戦に臨み、1回1分43秒、KO勝利。ゴング直後から前に出て、左ボディーでキャンバスに沈めて賞金50万円をゲットした。今年8月のプロデビュー戦では25秒殺で白星を飾っており、2試合連続の1回KO勝ちとなった。

アマ戦績82勝22敗の実績をひっさげてプロ転向。この試合当日に、ぎっくり腰寸前というアクシデントもあったというが、圧倒的な強さをみせた。今回の最速KO賞は自身の提案で実現したこともあり「良い形で終われて良かった。1分以内(のKO勝ち)を目指してできなかったので終わった時は『うーん』という感じでした。最後までドキドキしながら見ていました」とホッとした表情だった。

賞金50万円の使い道について「親孝行したい」と話しつつ「自転車が欲しい」とも。これでB級(6回戦)で連勝し、次戦からはA級(8回戦)に昇格する。鈴木は「外国人ばかりだったので、日本人の強い人とやって強さを見せたい。来年はランカー1ケタを目指して、良い内容で戦っていきたい」と決意を新たにした。

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