プロボクシングWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(28=ワタナベ)が2度目防衛戦に向けて計量クリアした。

6日にエディオンアリーナ大阪で同級2位メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)とのV2戦を控え、5日に大阪市内のホテルで前日計量に臨み、リミット47・6キロで1発クリアした。挑戦者のジェルサエムは900グラム少ない46・7キロでパスした。

21年12月、当時のWBO世界同級王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)を11回TKO撃破して王座獲得に成功した谷口は22年4月、石沢開(M.T)との初防衛戦でも11回TKO勝利を挙げてベルトを守った。約9カ月ぶりのリングに合わせ、谷口は長く伸びたヘアをコーンローに編みあげ、精悍(せいかん)な顔つきで計量会場に登場。体重計に乗り、計量パスすると所属ジムのイニシャル「W」を両手で作って笑顔を見せていた。