現役医師のキックボクサーMASATO BRAVELY(29=BRAVELY GYM)がKNOCK OUTに初参戦を果たす。3月5日のKNOCK OUT代々木大会(東京・代々木第2体育館)でRIZINにも参戦する渡慶次幸平(34=クロスポイント吉祥寺)とKNOCK OUT-BLACKスーパーウエルター級3分3回(延長1回)で対戦すると20日、発表された。

この日、都内で開催されたカード発表会見に渡慶次とそろって出席した。21年12月、地元大分での試合で負けて以来のリングとなるMASATOは「1年3カ月ぶりの復帰戦になる。戦うドクターとして活動していきたい。格闘技界でも、医療界でも唯一無二の存在になれるとうに頑張りたいと思っている」と意気込みを示した。

現在は外科の研修医として関東の病院に勤務しているという。「格闘技はリングで相手を倒すのが仕事で、職場では人を治している。まったく正反対のことをやっているなと思うが、それも楽しい」と心境を明かした。ミャンマーのラウェイ元世界王者で現在はRIZINでも活動している強豪との対戦となるだけに「このような大きい大会に出られてとてもワクワクしている。(渡慶次は)とてもアグレッシブで、蹴りもパンチも両方とも重い選手。残り1カ月、しっかり試合動画を見てカルテを作りたい」と警戒心を口にした。

新生KNOCK OUTで初めての代々木大会で同団体初参戦となるため、気持ちの高揚感も十分ある。「試合中は(渡慶次の顔に)たくさんの傷をつけ、ボクが治療したいと思います」とドクターらしいコメントで気合を入れていた。