詐欺の疑いで逮捕されたキックボクシングKNOCK OUT女子2階級制覇王者ぱんちゃん璃奈(本名・岡本璃奈=28)が23日、YouTubeチャンネルを更新。「私の軽率な行動で被害者の方を深く傷つけてしまい、本当に申し訳ございません」と謝罪した。

ぱんちゃん璃奈は昨年6月、人気格闘家の那須川天心、武尊のサイン入りポスターを偽造、インターネットオークションに出品し、落札者から現金約9万円をだまし取った容疑で逮捕されていた。動画では「この度はたくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げて謝罪。被害者にはすでに面会して直接謝罪をしたといい、「このようなことをしてしまったにも関わらず、本当に寛大な心でお許しを頂きました。ありがとうございます」と謝辞を述べるとともに、「格闘家として表に立って夢を与える立場でありながら、本当に許されないことをしてしまいました」と反省した。

動機についても説明。一昨年の3月に友人から「100%もうかる」と投資話を持ちかけられて300万円を投資し、その後も数百万円を注ぎ込んだという。「詐欺と気づいたときにやめればよかったのですが、その時はただ損失を取り戻したいという思いから抜け出せず、いろんなものに手を出してしまい、6月の時点で損失は1500万円以上」だったといい、「その時期に大きなケガで1年以上リングに立てないと言われたことが重なり、善悪の判断がつかない状態」になっていたと振り返った。

それでも「どんな理由があっても、今回私がしたことの理由にはなりませんし、その知人が悪いわけでもなくて、ありえない投資話を信じてしまった自分の知識のなさと心の弱さです。そして自分の失敗をまったく関係のない格闘技ファンの方からお金をだまし取ったことについて本当に深く反省しています」と反省の言葉を繰り返し、ファンや関係者らにあらためて謝罪した。