日本プロレス界の祖、力道山(本名・百田光浩)を祖父に持つプロレスラーの百田力(41)が3日、力道山が眠る東京・池上本門寺で行われた「節分追儺(ついな)式」に出席し、誤嚥(ごえん)性肺炎で入院中の父、百田光雄(74)の病状を明かした。光雄は先月26日に緊急入院も、現在は快方に向かっており、来週にも退院できる見通しだという。

力は「おととしに末期の肺がんになった時の放射線治療の影響で、ごくまれに喉が詰まることがあった。先月に喉を詰まらせてしまい、肉の一部か何かが気道から肺に落ちてしまった」と、発症までの経緯を説明。翌日の夜から高熱と息苦しさが出たため、緊急入院に至ったという。

現在は「どんどん回復している」とし、「来週ぐらいにはいい報告ができる」と前向きに話した。

この日は、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者宮原健斗(33)らと豆まきに参加。参加を予定していた父は来られなかったものの、「節分なので病気を追い払ってもらえるかなという気持ちを持って投げた」と笑顔で振り返った。

光雄は力道山の次男で、68年2月に日本プロレスに入門し、70年11月にデビュー。全日本プロレスの旗揚げに参戦し、00年には三沢光晴らとノア旗揚げに参加し、副社長も歴任した。09年にノア退団後、フリー選手として活動を続けている。